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コラム 特別号 ~夏バージョン~ - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

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コラム 特別号 ~夏バージョン~

カテゴリ: コラム 作成日:2019年08月28日(水)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

 

今回は、7、8月の合併バージョンでお届けします!

 

 

この時期は、 なんとなく浮足立ってしまうのは私だけでしょうか…?

長期休暇を取る人も多い時期ですし、とかくイベントが多い時ですよね。

 

私もこの時期、イベントが重なり、それぞれのイベントで色々なことを考える機会がありました。

それを列挙してみようと思います。

 

日本公認会計士協会の研修の一環でジャパネットたかた創業者の高田明氏の講演を聴きました

東京地区の会計士向けイベントだったので、都心の会場で行われたのですが、割と広いアリーナ席は満員、

2階席もほぼ埋まるすごい聴衆の数でした。

私が著名人の講演を聴くときは、その方の話す内容よりも、

立ち居振る舞い方や、成功者・一流と言われる方々に共通のことって何だろう、という観察をしてしまいます。

今回は、「まず自分が楽しむ」「そして相手も楽しませる」というスタンスだと会場が一体になるんだな、

ということと、

誰がなんと言おうと自分を信じ、信じたことをやり続ける人が成功者や一流と言われる人たちで、

凡人との違いは、ただ1つだけ。「やり続けるか否か」なんだな、と改めて実感しました。

 

 

 

・年1回開催される国際女性ビジネス会議に個人スポンサーとして参加しました

この会議は、私が勝手に師匠と慕っている、佐々木かをり氏が主催する会議で、

政治家、学者、企業の役員など様々な分野の方たちを中心にパネルティスカッションしながら

聴衆者も質問という形で参加し、双方向で議論する会議です。

扱うテーマも複数あって、自分の興味あるテーマに参加します。

この会議に参加したい、という学生が結構いるみたいで、

その学生の分の参加料も負担して参加するのが個人スポンサーで、

会議当日、支援した学生と顔合わせして

「支援ありがとうございます」

「いえいえ、将来の役に立つと思うから、楽しんでね」

みたいな交流があります。

 

会議が終わって夜の懇親会の時に、

個人スポンサーは、檀上にあがって800人ぐらいの参加者の前でざっと紹介されるのですが、

佐々木氏が「はい、一言どうぞ」と私にマイクを渡してくださったので、軽く自己紹介して感想を述べました。

すると檀上から降りた後、数人の女性が名刺交換に来てくださり、

みなさん「監査法人を辞めて独立されたお話し、詳しく聞かせてください」と。

名刺をみると、全員、監査法人に勤める同業者でした。笑

一番多かった質問は、「辞める決断の決め手となったことは何?」でした。

会計士に関わらずだと思いますが、「今のままでいいのか」とずっと自問自答している方は

多いのかもしれませんね。 

 

先の質問に対する私の回答ですか?

私の場合は、こうでしたよ、と弊社Webサイトのご挨拶に書いたことを掻い摘んでお話しし、

どうしようか、って迷って動けない時は、動くタイミングじゃない気がしますよ。

「その時」がきたら思わず動いてしまうんだと思います、とお伝えしました。

 

 

・日本財団の助成で開催されたNPOのシンポジウムに一聴衆者として参加しました

一定のチェック項目を満たすNPO法人に「お墨付き」を与えて、

玉石混合状態から「玉」を取り出しNPO法人の信頼性を高めようという動きがあることを知りました。

グッドガバナンス認証という制度だそうです。

企業は、上場という「お墨付き」があるのにNPOにはないのかしら、と思っていたので、おー素敵な傾向、と嬉しくなりました。

公認会計士として評価のお手伝いとかできればいいなー、なんて色々と妄想してしまいます。

 

 

・NPOが主催するCoyellというイベントに実行委員として参加しました

児童養護施設などで育った、親を頼れない子供たちの現状を多くの人に知ってもらおう、というイベントの

準備段階から関与し、当日も舞台裏でサポートしました。

社会問題に関するイベントは、センシティブな部分が多いので、

賛否両論、色々な意見を頂くんだな、ということを知りました。

ビジネスでも「三方よし」を意識しよう、と言いますが、

誰かの利益のために誰かが犠牲になっていないかという配慮が大事、というのは容易いのですが、

そのジャッジは実際はとても難しく、結局は信念が拠り所になるのかな、と感じています。

 

 

・日本公認会計士協会の定時総会に初めて出席しました

来賓として麻生財務大臣が挨拶され、

「会計士よ、もっと頑張ってくれ」という内容の檄を飛ばして行かれました。

はい、すみません。もっと頑張ります…

 

 

・一般社団法人×こども食堂×NPOの共催イベントにスタッフとして参加しました

某女優さん率いる一般社団法人と横須賀にあるこども食堂さんと私が関与するNPOの共催で、

大人、子供、性別、国籍、障害有無に関係なく、10mの白紙にみんなで絵を描こう!というイベントに

スタッフとして参加し、受付や片付けをしながらイベントを見守っていました。

芸能人の方の活動は、マスコミが注目してくれるので、訴求力が増します。

しかも、某女優さんは、準備段階から当日の現場も先頭に立って切り盛りされていて、

ずっと動きっぱなしでした。

「名前を貸しますよ」ではない、本気で社会活動をする芸能人って、

ご自身の知名度というチカラの使い方がカッコイイ!と感動しました。

権力や権限を持った時、その使い方に「人となり」が滲み出てしまうんだと私も肝に銘じました。

 

 

・何年かぶりに自腹で映画を観ました。

いつも誰かに奢らせていたわけではなく、映画でも観ようかな、という心のゆとりが欠けていて、

映画に行くのは、専らチケットを頂いた時。制作に関わっている方から頂くものだったので、

観なければ!という使命感をもって行ってたのが今まででした。

 

起業してから心のゆとりができたのか、 『RBG最強の85才』  が観たい!と思い、

映画館に足を運びました。

この作品は、85歳で現役の最高裁判所判事を務めるアメリカの女性を追ったドキュメンタリーで、

彼女の名前ルース・ベイダー・ギンズバーグの頭文字をとって「RBG」だそうです。

弁護士として女性差別解消のために戦い、自らも女性でありながら判事になり、保守的な判事と対立を重ね…

と聞くと、法廷で情熱的に力説して相手を黙らせる強面のキャリアウーマンを想像するかもしれません。

というか、私は、それを想像していました。でも違いました。

自分の信念に基づいて論理的に見解を構築し、相手を論破するのでなく、相手の意見も傾聴し、

共に最適解を目指しましょうというスタンスの人にみえました。

仕事でもプライベートでも口数の少ない物静かで思慮深い人らしいです。

これを「しなやか」に仕事するっていうんだなぁ、としみじみ思った次第です。

残念ながら、私は口数少なく物静かに仕事できるタイプではないので、

彼女のようにカッコよく振る舞うことはできませんが、

自分らしく「しなやか」に仕事することは改めて意識しないとな、と自戒する機会をもらいました。

 

 

 

 

あなたは、今年どんな夏を過ごされましたか?

 

この時期は、3月決算の企業にとっては、前期の株主総会がやっと終わったと思ったら、

上期業績が決まってしまう追い込み時期。

休暇のあとは、それぞれの任務に追われる日常に戻っているのかもしれませんが、

リフレッシュできたわー で終わるのはもったいない。

 

暦年で半分が過ぎた頃ですし、大人の自由研究として、この夏に感じたこと、得たもの、

改めて噛みしめてみてはいかがでしょう?

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